伊勢ノ国 BLOG
 三重県の旅行、あるいは三重県の方が県外に旅行する際に参考になればと。フリー切符や三重県各地の見所・ポイントをアドバイスしていきます。
北陸観光フリーきっぷについて
■ 周遊きっぷ 富山・高岡ゾーンを思い出します

今年の初春、周遊きっぷで富山・金沢・氷見・和倉温泉は巡ってきました。懐かしいものです。
周遊きっぷと、富山フリーきっぷ、その二枚が、富山周辺と支線を巡るフリーきっぷでしたが、今回、新たに北陸観光フリーきっぷが誕生しました(関連ページ)

飛騨古川駅。行きに高山本線を使ったら、この駅までのワイドビューしかありませんでした


 名古屋駅から直通で富山に行くワイドビューがあったら、一・二時間は余裕ある行程となったのですが、ここから猪谷、越中八尾での乗換を強いられたのは懐かしい思い出です。


 以前も取り上げましたが、過去のワイド周遊券と同じフリー範囲になっています。北陸線の、西は敦賀、東は黒部、そしてその他の支線です。
 それでいて、富山フリーきっぷと同じ15000円という値段設定。東海北陸自動車道開通に対抗する形なのでしょう。多少フリー範囲を広げても、痛くもかゆくもないわけですし。



 ■ おそらく、フリー範囲を使い切れないでしょう

 私は前回の富山・高岡ゾーン周遊きっぷで、時間の使い方を誤り、城端線に乗ることができませんでした。今回の北陸観光フリーきっぷは、敦賀から金沢までフリー区間が新たに加えられましたが、これプラス、九頭竜線を綺麗に巡るのは難しいことでしょう。単純に乗り鉄をするだけならまだしも、やはり名所を回る旅をしなければ意味がありません。

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 氷見駅です。前日に雨晴駅を散策し、翌日に終点氷見まで来ました。フィッシャーマンズワーフに行ったり、大雪の降る氷見市街を歩き回ったり。良い体験でした。


 フリー区間が広大になっても、行ける区間は時間的に限られてくるものです。まして、敦賀あたりなら、伊勢市駅から青春18きっぷで充分日帰りできる距離ですし、福井を散策するには、越前海岸をバスで巡らねば、観光できたとは言い切れません。この辺りは周遊きっぷの越前・若狭ゾーンを利用した方が便利です。
 越前・若狭ゾーンへは、伊勢市駅から、亀山・名古屋・米原ルートで240km以上ですので、十分利用できます。永平寺や東尋坊へバスで行けますし、小浜へも行けます。(後でまた特集します)


高岡の瑞龍寺です。外は積もった雪で眩く、静かでした。



 ■ ポイントは、高山・下呂で途中下車できること

 北陸観光フリーきっぷですが、富山フリーきっぷと同様、北陸本線と高山本線を行き・帰りルートで割り振らねばならず、高山本線ルートでは高山・下呂で途中下車できる、という利点があります。これを使って私は、高山観光を果たしたのでした。

 特急しらさぎとワイドビューひだを乗り継ぐことが出来る、このリッチな切符ですが、乗り鉄さんにもたまらないと思います。周遊きっぷならば特急券を購入するなど、煩わしさはありますが、最初から指定席をもらえるというのはありがたいものです。

 ページの最初で述べましたが、行きに名古屋発、富山直通の便に乗り過ごすと、途中の飛騨古川で普通車を乗り継いでいかねばなりません。この辺りはご注意ください。それはそれで、高山本線をのんびり出来るのですけど。


■ 行きには出来るだけ特急しらさぎで米原経由でフリー区間入りする方がよい

 
 フリー区間は、特急街道である北陸本線を、サンダーバードや特急しらさぎを乗りまくることになります。考えてください。帰りにワイドビューひだを使って名古屋へ帰った方が、マンネリが無くて新鮮だと思いませんか?
 帰りの予定を早めて、下呂で温泉に入り、帰っても良いのです。伊勢市民なら下呂へなら手軽に行けるので、高山観光にした方がよいでしょうけど。

 私自身の経験ですが、富山・高岡ゾーンからの帰りは米原経由で帰ったのですが、金沢から名古屋への帰り道は、車窓を見ているのも大概で飽きます。雪景色は美しく、琵琶湖東岸で雪が消えていくのは感動でありました。しかし、沿線を見ていて、目新しいビューポイントって、あんまり無いんです。海がみえるわけで無し。

 やはり北陸観光フリーきっぷで、米原経由で帰る場合、敦賀や福井で途中下車をして、観光をして気持ちを切り替えてから、短くなった残りの帰路を楽しんだ方がよいと思います。金沢から延々としらさぎに乗り続けるのも、ある意味苦行でした。高山本線なら、渓谷美を楽しめますが、北陸本線はそうではなかったです。
 こうした使い方が出来るのも、フリー区間が広がったこのきっぷならではですね。


 自称乗り鉄さんは、ぜひこの切符をゲットして、広大なフリー区間を疾走してください。特急街道でもあり、日本海やトワイライトエキスプレスも撮影できます。支線を走るキハ52を撮影してきてください。高山本線で、ワイドビューひだを楽しんでください。

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馬籠・妻籠に行ってきました 後編
 馬籠峠をバスで越えていきます。まだ午後二時前でしたか、こんなに時間がたっぷりと余るとは思わず、気分はもう、どこまででも行ってしまえ、という感じです。
 もしも峠を歩いて下りたい、それだけの時間はたっぷりあるし、と言うのであれば、途中で下車して森林浴を楽しみながら下るのも良いと思います。男滝・女滝、峠の茶屋など、登りが辛い人は下りだけでも楽しんでいけばよいでしょう。

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 妻籠に行きたい、と伝えていたのですが、運転手さんは宿の中心部、歩いて一番早く行けるバス停を教えてくれました。そこで下車します。

 さて、確かに古い民家が並んでいるけど・・・? と思いつつ、案内通りに奥へ入っていくと・・・・

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 ほどなくして、街道に出てきました。


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 「あれ? ここが、昔良くやっていたTVCMの場所なのかな?」
 あのシーンは夜でした。やはり旧街道は、夜の姿も楽しみたいものですね。
 歩き始めてすぐ気づきますが、坂の宿場町である馬籠に比べ、妻籠は平坦で歩きやすいです。

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馬籠と同じように、山川の水を街道沿いに引き、ところどころにこうした涼しげな水場があります。それがまた涼を誘うのです。
 途中のそば屋で、とても美味しそうな鰹だしの匂いが漂ってきていました。食べておけば良かったー

 鯉岩やキンモクセイの大樹を写真に収め、景色をたっぷりと楽しんで、バス停に向かいました。南木曽駅へと向かいます。
 南木曽駅からワイドビューしなのの自由席特急券を購入し、名古屋まで帰ることにしました。


 名古屋駅に到着したのが17時過ぎ、それから伊勢に向かう快速みえに乗ったのが19:30でしたから、あと一時間は現地でのんびり出来た計算になります。朝の出発が7:43ですから、スケジュール的にかなり余裕がありました。




 ■ 馬籠・妻籠を巡って

 中央線は、中津川から先が極端に本数が減ります。馬籠の宿へは中津川駅からバスに乗ると良いので、妻籠まで行かずに馬籠と中津川周辺で観光をするのでしたら、中津川から名古屋方面への汽車は本数も多く、余裕ある行程をくめます。急がなければ快速で名古屋へ帰ればよいので、ワイドビューしなのに必ず乗らねばならないわけでもないです。

 逆に言うなれば、先に南木曽駅へ行き、妻籠を見てから、馬籠、中津川というルートの方が、中津川で帰りの汽車を待つ都合がよいかもしれません。
 南木曽駅周辺にはSL公園や桃介橋など、名所も多いものの、中津川駅周辺に比べると便利さ、賑わいに欠けます。ですが、そうした鄙びた雰囲気を楽しみにしている人も多いでしょう。疲れているかも知れませんが、時間さえあれば南木曽駅周辺を散策するのも良いでしょう。

 以前、中津川まで行って、あまり期待していたものが得られず、がっかりして帰ってきたことがありました。やはり中央西線は、駅から名所・観光地が離れたところにあるのが特徴です。バスの利用は欠かせません。これは、中津川以南の駅においてもそうでして、駅を降りて、ぷらっと周辺を歩いても、手近なところに名所があるわけではない、と言うのが痛いところです。



 ■ 中央西線と、木曽路フリーパスの検討

 木曽路フリーきっぷについてですが、中津川から洗馬区間がフリー区間になる、といっても、ワイドビューしなのの停車駅が少ないのが難点となります。そこから各停に乗り継いでも、目的とする駅に行くのには時間がかかります。
 バス・タクシーチケットが5000円分ついてきますので、それによる駅間移動もポイントとなります。中津川以北は、繰り返しますが汽車の本数が少なくなり、ワイドビューしなのの停車駅も木曽福島にしか停まらない(木曽平沢や奈良井に停車するのは季節臨時)ので、たとえばフリー区間末端の洗馬にワイドビューしなのは停車しないため、注意が必要となります。せめて塩尻まで行けることにして欲しかったのですが・・・・
 

 木曽路フリーきっぷの魅力探しから始まった、馬籠・妻籠への訪問ですが、南木曾以北も旅してみなければ、その利点は分かりにくいと感じました。青空フリーパスで調査に行きたいものですが、伊勢市から例えば奈良井駅まで行くのに、ワイドビューを使ってさえ、現地到着が13時過ぎる、と言うところがどうにも・・・・

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馬籠・妻籠宿に行ってきました
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 御存知、馬籠宿の入り口です。JR東海の青空フリーパスを使い、中津川駅まで快速を利用、駅前バスターミナルから580円の運賃で到着です。


 私は今回、馬籠から妻籠までバス移動600円、そこから南木曾へバス移動300円。南木曾からワイドビューしなので名古屋へ帰るルートを取りました。両宿とも、呑気すぎるほどたっぷり時間を取った、余裕ある行程です。名古屋到着が17時だったので、伊勢在住の方はこれを参考にして宿場町巡りをなさってください。

 当初、馬籠の宿だけを散策して、妻籠は後日に回そうか、と思っていたのですが、馬籠の宿で昼食を取り、宿場の終わりまで歩いて、再びバス停に戻ったのが13時過ぎ。この時間に帰っても仕方がないので、妻籠まで足を伸ばすことに決めたのでした。両宿は一日で巡れる行程ですが、余裕のある方はぜひ、夜の宿場町を眺める、文字通り宿泊なさるとさらに満足いただけると思います。


 両宿を訪ねてみたく思ったのは、前回御紹介した、木曽路フリーきっぷを検証するためにも、中央西線の名所である馬籠・妻籠を見ておく必要があったからでした。それをせずに木曽路の旅を語る資格はありませんし、青空フリーパスのフリー区間でもあるこの地を見ておかないと、このフリーパスの魅力を語ることも出来ません。


 ■ 写真を何度も撮っていただいた日でした

 バス停から、いよいよ宿場町に入っていこうとしていた時、中津川駅から同じバスに乗ってきた外人さんから、「写真を・・・」と言われたので、カメラを受け取ろうとしたら、
 「あなたを撮らせてください」と思いがけないことを言われました。
 まぁ、確かに珍しい格好をしていたわけでありますが。



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 到着時、十一時過ぎと、お腹のすいてきた頃だったので、宿場入り口にあった白木屋さんで昼食を。おそばもうどんも、五平餅も楽しめる、美味しい定食でした。本当に美味しかったです。
 食事中も、お隣で五平餅を食べておられた、旧街道を歩く試みをしている方に、
 「今時、書生さんみたいな姿で・・・」と言われました。あの後、妻籠まで旧街道を歩き、南木曾まで行くと言われていましたが、「もう一度お会いするかも」と行っていたのに、結局会わないままでした。またどこかでお会いするかも知れません。


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 馬籠は道沿いに、山水が溝を鮮烈に走り、防火用でもある溜め池に大きな鯉が泳ぎ、そしてこの写真の通り、大きな水車が目を楽しませてくれます。暑い日でしたが、寒がりで快速電車のクーラーが辛かった私には、むしろ心地よい日でした。

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 本当に、心が吸われそうなほど青い空でした。もう遅い時期であるはずの紫陽花も、瑞々しさを添えてくれます。

 桝形、とでもいうのでしょうか、道が曲がりくねっているおかげで、景色は少し歩く旅に様々な姿を見せます。自分で言うのも何ですが、健脚ですので、坂道も苦になりません。

 記念館を出て、すぐそこにある酒屋で、我慢できず、私はペールエールの缶ビールを買いました。その華やかな香り。ああ、普段通りの、ほろ酔い加減での道行きです。

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 写真を載せるか迷いましたが、余所様の慶事ですので、祝するとともに掲載は伏せます。坂の上から、結婚式を挙げた、新郎新婦がみえました。観光に来た人々も思いがけないことに喜びの声を上げます。親戚か、御友人の方でしょうか、差し出してくれたお菓子を受け取りながら、お祝いの言葉を述べました。思いがけないことに、とても晴れやかな気分にさせていただきました。おめでとうございます。お幸せに。


 このあと、2回ほど写真を撮っていただいて、
 「お仕事でそうしてらっしゃるんですか?」
 「普段からその格好で?」とか聞かれました。はい、趣味です。ただの工場勤めです。島崎藤村は一冊も読んでおりません。
ですがやはり、袴姿で旧街道を歩くというのは、私にとっても感慨深いものがありました。一昔前の一と、同じ肌の感覚で歩いている、という実感でしょうか。青空を見上げながら、坂道を上りながら。着物は非常に涼しいものです。暑さを感じなかったのは意外でもあり、新しい発見でした。

 宿場町の終わり、道祖神の辻まで上ってきて、私は元のバス停まで降りていくことにしました。時間はたっぷりありましたし、上の宿場入り口のバス停で、そのまま待っていても良かったのですが、やはりぼんやり待つ時間よりも、再び街道を歩いてみたい、そんな思いになりました。

 下りはさらに楽です。行きに見過ごした綺麗なもの、面白いものをじっくりと眺め、先ほどの記念館の奥様と目が合い、会釈して別れ、ついにバス停まで来てしまいました。
 時間を計ったわけではありませんでしたが、御岳交通の南木曽駅行きバスが、ちょうどやってきたところで、私は急いで走りました。運転手さんも私に気づいてくれていたらしく、待ってくださいました。
 「妻籠まで行きますか」
 「はいどうぞ」
 乗客は、私一人でした。運転手さんの厚意に感謝しながら、いよいよ妻籠へ、馬籠峠を越えていきます。


 (続きます)
 

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JR東海の新しいお得なきっぷ
■ まだPDFサイトしかないようですけれど

とりあえず御報告まで。(注意 PDFサイトが開きます)

 ● 木曽路フリーきっぷ 通年販売 9200円

 ● 萩・秋芳洞ぐるりんきっぷ H20/7/4 〜 11/24 30000円

 ● 関門海峡ぐるりんきっぷ
   (上のぐるりんきっぷと同じPDFサイトです) H20/7/4 〜 9/30  32100円

 ● 北陸観光フリーきっぷ H20/7/1 〜 11/30 15000円



■ 全て通年販売にしてください(魂の叫び)

 木曽路フリーきっぷは、確かに「青空フリーパスで名所一ヶ所を日帰りで楽しむ」という行程には敵いません。ですが、JR東海の出血サービス、4人まで、お友達が増えるとさらにお得、という料金設定も魅力です。バス・タクシー券も付いてきて、何よりも、名所の多い松本駅まで、洗馬から320円で行ける、という点も魅力です。宿泊拠点を松本にしても良いでしょう。

 萩や関門海峡ですけど、実はこのGWに、行こうと企んでいたのです。周遊きっぷや、新幹線・寝台特急の往復切符も考えていたのでしたが、叶いませんでした。
 それが、往復新幹線利用で30000円で行けてしまう。これには驚きました。

 北陸観光フリーきっぷは、確か昔のワイド周遊券と同じフリー区間のようですね。富山フリーきっぷと同じ値段で、こんなに広大な範囲がフリー区間になるのなら、冬に金沢・和倉温泉へ周遊きっぷで出かけたのですが、それがすっかり色あせてしまいました。これだけの広大なフリー範囲を、好きなだけ特急で移動できる。なんて素敵なんだろう・・・・・



 惜しむらくは、木曽路フリーきっぷを除き、通年販売でないということです。会社を休んででも、いずれかのお得切符は利用するつもりです。待ってろよコンチクショーw

 ちょっと体調が悪いので、また後日、改めて書き足します。

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スルッとKANSAI 2DAYチケット 通年販売版
■ 常備しておくと便利です。

 御存知の方も多いかと思いますが、リンクをば。

 関西の私鉄・バスが乗り放題になるこの切符。期間限定版ならば関西圏でも購入できますが、通年販売版は近畿2府4県および三重県では購入できません。

 ちなみに三重県では期間限定版も入手が難しいのですが、通年販売版の、しかも好きな日に使える2DAYチケットならば、あらかじめ購入しておけば一年間買い置きが出来ます。

 伊勢市民が一番気軽に購入できるのは名古屋駅の近畿日本ツーリストです。JRの青空フリーパスで名古屋方面に出かける時、ついでに買っておくと良いでしょう。
 近鉄名古屋駅の改札を出て、すぐのところにある近畿日本ツーリスト。目と鼻の先なので改札を出てから十秒とかかりません。
 申し込むと、関西圏の特定の場所で、チケットと交換してもらえる証明書を発行してくれます。

 3DAYチケットだと5000円で、使用開始日から連続した3日間に使い切らねばなりませんが、2DAYチケットならば、たとえば今年だと、20年4月1日から21年5月1日までの2日間有効になります。一度使っても、年内にもう一度使う機会がある時まで常備しておけるのです。
 2泊3日の予定で3日間連続を取るか、3800円だして2日分常備する方法をとるか。うまく作戦を立てて上手に購入してください。


■ 伊勢方面からだと、近鉄青山町駅からがフリー範囲

 さて、伊勢市民がこれを活用する場合。
 2DAYチケットは3800円。1日1900円分だとして、フリー範囲になる青山町駅まで860円。一泊二日の予定で関西入りする場合、青山町まで往復分、1720円が必要です。2DAYチケットならば2日間で5520円の計算になります。一日辺り2760円ですね。

 ここで思い出して欲しいのが、近鉄の週末フリーパス。4000円で3日間使えるのですが、3日間使い切るのは結構ハードです。関西圏で遊ぶ場合、2DAYチケットならばフリー範囲へのアプローチとして、青山町までの往復1720円で済んでしまいます。しかも近鉄のみならず、関西の私鉄・バスが乗り放題。これは使わない手はありません。
 週末フリーパスを2日間だと割り切って使うと一日辺り2000円、それに760円を足すだけで近鉄以外の私鉄・バスに乗れるのです。


 ちなみに名古屋駅から青山町に行くとなると2280円かかります。
 JR東海道線で新快速を使って石山駅へ、京阪石山で乗り換えて、フリー範囲内に入ると2210円です。このルートの方がずっと楽で早いですね。




■ 比叡山と高野山を2日間で巡る旅

 私は2回利用したことがあります。比叡山ならば山上までのバス、ケーブルカー・山上での各寺院へのバスが利用でき、高野山は南海電鉄を極楽橋まで、そこからケーブルカーを使い、山上ではバスも利用できます。便利なのですよ。2日目に高野山を詣でる場合、難波周辺で宿泊すると良いでしょう。

 一昨年の夏でしたか、このチケットで比叡山と高野山を参拝してきました。あの時に持って行った本が、まだ未読だった『涼宮ハルヒ〜』の文庫本でした。
 『〜消失』を読む時、橋本駅で乗換を待った、あの爽やかな夏の朝を思い出します。
 慣れないネカフェで泊まったので、寝不足気味だった朝。黄色く見えてしまう朝日に、つい目蓋が重くなるのですが、作品の魅力が私を眠らせません。
 寂しいあの展開と、真言宗の教義を重ねて、
 「こんな変わった読み方をしたのは自分ぐらいだろうな」と思いました。


 何の話をしていたのでしたっけ? スルッとKANSAIでしたね。
 関西圏は他にも、西国三十三ヶ所霊場や、源氏物語や平家物語、能楽の謡曲に出てくる有名な史跡が数多くあります。ぜひ日本の歴史を巡る旅をしてきてください。前知識があればあるほど、知らないでいた頃よりも、旅は多くの感動を与えてくれます。きちんと勉強していないが故に通り過ぎてしまう、その場所の価値を気づかず帰ってきてしまった。私もそんな残念な体験をしています。

 良い旅行をするために、常に勉強する気概を持ちましょう。そしてその場所が、フリー範囲で行けるかどうか確かめてみましょう。スルッとKANSAI3DAYチケット・2DAYチケットは、そのお手伝いをしてくれるはずです。

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