伊勢ノ国 BLOG
 三重県の旅行、あるいは三重県の方が県外に旅行する際に参考になればと。フリー切符や三重県各地の見所・ポイントをアドバイスしていきます。
名松線 伊勢奥津への酒蔵探訪の旅
 名松線の旅も久しぶりでした。今回はJRに乗るのは十数年ぶり、という友人を連れての旅でしたので、楽しんでもらえるように色々と工夫しました。

 松阪始発の伊勢奥津行きに乗り換え。7:28発までの10分の待ち時間、売店でビールを購入。5番線から発車のキハ300番台に乗り込み、発車と同時に乾杯。ダメな感じの休日の始まりー。

 伊勢も大概のローカル線ですが、それに輪を掛けた、ノスタルジーを味わえる名松線に連れて行った理由は、初心者に汽車で遠出の旅は辛いだろうからです。夜に忘年会の用事があるということでしたし、無理のないスケジュール、楽しめる路線を考えれば、選択肢は名松線しか残っていませんでした。

 それに今回は酒が好きな私たちにとって目的がありました。伊勢奥津には、稲森酒造という酒蔵があり、そこで地酒を購入、どこかでのんびり酒盛りをしよう、という、これまたダメダメな予定があったのです。


 名松線の秋の色、雲出川の滑らかな川床、各駅の絶句するようなポータブルトイレ。新鮮な要素はあったと思いますが、初めて訪れた友人に心から楽しんでもらえたか、それが心配でした。それにしても友人よ、片道一時間半とはいえビール一リットルも飲み干すのはどうかと思うぞ。

 伊勢奥津駅に到着。友人も下調べをしてきたらしく、ネットに掲載されていた蒸気時代の給水塔にカルチャーショック。終着駅ということにもかつての私同様、感慨があったようです。
 さて、さっそくお酒を買いに行くですよ。
 私にとっては何度か訪れたことのある稲森酒造。汽車の中から見えた酒蔵の煙突に、友人も感じ入っていました。
 さて、新酒は12月の15日頃になる、とのことで、今回は濁り酒にもありつけず、残念。火入れされた原酒『稲の玉』と、神棚に捧げる『上撰 出世鶴』、そして酒盛りで飲むつもりのワンカップを購入。一升瓶をオタク御用達のリュックで背負い、酒蔵を後にしました。

名松線 伊勢奥津の酒蔵、稲森酒造 様


 友人と相談した結果、さっきまで乗ってきた駅で休憩中の9:30発の車両で、第2目的地の伊勢八知に、もう戻ってしまうことにしました。伊勢奥津の古い家並みを写真に納め、短い滞在でしたが、集落を後にしました。


■奇妙な酒盛り

 さて、伊勢八知に到着です。ま、酒好きな三人ですので、酒盛りをすることは暗黙の了解で決まっていました。ですから私は、酒のアテを購入できる伊勢八知をその場所に選びました。農協のAコープがあるんですね。駅から最寄りに。

 伊勢八知に到着したのが9:44。そうです、10時の開店にはまだ時間がありました。パチンコの開店を待つように、店先で待つ三人。他のお客さんはおじいちゃんおばあちゃんばかり。
 さて、店内に入りましたが、良さそうな酒のアテが見つからず、困った三人。それどころかこのお店はお酒を販売していなかったのですね。
 困っていたら、ようやく鮮魚コーナーに刺身が並べられました。ダメな感じの三人は刺身を購入、意気揚々と駅へ戻ります。

 二人はどこで飲むのかと思っていたようですが、私は最初からここで飲もうと決めていました。伊勢八知駅には、貨物の荷下ろしに使っていたのでしょうか、待避線がありました。今では線路も剥がされ、遺構のみが残っています。そこに腰掛けるようにして、私たちは酒宴を始めました。

名松線 伊勢八知駅の引き込み線 遺構


 風もなく、雲一つ無い秋晴れ。コートを脱がないと暑い陽気の下で、夕暮れと間違えそうな日差しの中、出世鶴のワンカップを飲む三人。美味い刺身を突きながら、
 「美杉村では、こんなに美味いイカが釣れるのか」
 などと訳の分からないことを言いながら、道行く人や、松阪からの汽車からジロジロ見られながら酒を楽しむ三人。こんな事をしたのは私たちが初めてでしょうね。


 さて、秋は日差しが黄色いので、時間の感覚がさっぱり無くなってしまった私たちは、昼飯にと火の谷温泉の『シカゴ フォー リブス』へ。これもあらかじめ予告してありましたが、スペアリブを生まれて初めて食べる、という友人にショックを受けた私。
 もちろん地ビールも目的の一つでした。ビールをやりながら、ハーフサイズでもたじろぐほどの大きな肉やオニオンリング。アメリカ人の胃袋はどうかしていると言いながらも、美味しくてもっと食べたいのに、もうお腹がいっぱいで入らない、と惜しみながら、満足しました。




 私は、無理だろうな、と思っていたのですが、友人が
 「火の谷温泉も入っていこう」と言ってくれたので、喜んで応じることにしました。
 温泉好きの私でしたが、強く勧めるのもどうかと思っていたので、嬉しい展開です。
 久しぶりの火の谷温泉。十二分に満喫してホテルを後にしました。

 さて、ホテルから魚九までバスに乗せてもらい、そのままなんとなく伊勢八知駅に戻ります。帰るにしてもあと一時間半もあります。どうしようかと思いつつ、お土産の一升瓶も空けようかなどと考えていると、伊勢奥津行きの汽車が走ってきました。
 友人が、「あれに乗って、また伊勢奥津に行こう」と思いがけず嬉しい提案をしてくれたので、是非もなく乗りました。



 さて、今日二度目の伊勢奥津。
 まだ完全に色づいていない銀杏を見ながら、
 「雪景色の頃に、もう一度新酒を飲みに来よう」と無駄話をしつつ発車を待ちます。
 ここへ来る車内は意外なほど乗客が多かったのですが、伊勢奥津駅を降りて、その乗客は駅周辺を歩き回り、ちょうど来ていたバスに乗ることもありませんでした。
 「あの人達全員が、伊勢奥津駅を見に来ただけなんだ・・・」
 と少し感動してしまいました。年配の方や親子連れの方もおられ、皆が松阪に引き返す汽車に乗り込んでいきました。

 秋の夕暮れの中を、私たちは伊勢へと戻りました。名松線の便は、意外にも快速みえとちょうどよい接続となっているのです。
 久しぶりの伊勢奥津 酒盛りツアーは、私にとっても、初体験の友人にとっても良い秋の行楽になったようでした。計画を立てながら、友人に満足してもらえるか悩みましたが、私にも意外なほどの大成功になったと思います。無理して遠出せず、近場にして良かったです。この冬の内に、また雪が降っているという情報を待って、再び名松線に行ってみたいと思います。

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

名古屋をもっと身近に感じられるように。
 鳥羽や伊勢からの名古屋行き、あるいはその逆の場合、快速みえ特ダネ4回数券を購入して一ヶ月以内に再度往復することを考えるより、青空フリーパスを購入した方が得なことがあります。
 もちろん特ダネ・・・は平日も利用できるビジネスユースの性格がある商品ですが、へたをすると一ヶ月以内に予定が混んでしまい、あと一往復が無駄になりかねないおそれがあるのです。

 まあ「うまく計画建てろよ」と言われればそれまでなのですが。平日にJRに乗るような機会など全くない当方としては、空いた週末に青空フリーパスでさらに遠くに行っておきたい欲求があり、名古屋観光だけで貴重な一日を潰したくないな、という気持ちがあるのです。

 「そんなケチなヤツが特ダネ買うな」と言われればその通りなのですが、ではなぜ特ダネを前回購入したかというと、一泊二日の旅行に名古屋に行く必要があったから、なんですねー

 すでに触れたとおり、富山フリーきっぷで富山に行く際、私は名古屋への足に、特ダネを利用しました。その日はもちろん伊勢に帰ることはありませんから、単純に名古屋への片道で終わるのならば、特ダネの1200円の方が青空フリーパスの2500円よりも得であるわけですね。

 JR東海の場合、名古屋発着のフリーパス設定が多いため、名古屋から旅が始まる伊勢鳥羽市民には、特ダネは便利なのです。

 最初にも述べたとおり、伊勢鳥羽市民にとっては、特ダネでの単純往復よりも、いっそのこと青空フリーパスを購入した方がお得度は高いです(休日限定)。しかし、泊まりがけで名古屋より遠くに行く場合、三重県脱出のこれより安い移動手段はないでしょう。


■身近になった名古屋の、気づかなかった魅力を見出したい

 
 自分の周囲の人々は、「遊びに行く時は名古屋よりも難波」という人は多いです。
 ですが、私はそろそろ、名古屋という街での遊び方を模索してみたい。なんだかんだ言って難波は遠いですし、近鉄週末フリーパスを使って土日を近鉄の乗り潰しに利用しても、そろそろ行くべきところが無くなってきたのです。青山峠越えもたいがい辛いのですわ。
 名古屋の調査のために、残り一往復分の特ダネ切符を使い切ってしまわなければと思ってます。
 

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

『快速みえ得ダネ4回数券』の、「名古屋市内について」
 伊勢市〜名古屋市内ですと4800円、一枚あたり1200円で片道利用できるこの回数券。快速みえが近鉄特急・急行に勝つためにはこのように安価な乗車券を発売する必要がありました。購入日から使用でき、使用期限は一ヶ月。つまり購入者は一ヶ月の間に2回、快速みえで名古屋か、惜しくなければその途中の駅に出かけることになります。

 さて、表題の通り、「名古屋市内」についてです。
 つまり名古屋だけでなく、尾頭橋 金山 熱田 笠寺 大高 鶴舞 千種 大曽根 新守山の駅まで行くことが出来ます。


 では、それらの駅まで足を伸ばして、行ってみたい観光名所や遊べる場所があるでしょうか?

 名古屋市公会堂や中央図書館のある鶴舞は、地下鉄鶴舞線に一度の乗り換えで大須にも行けます。 
 金山は乗り換え無しで名港線に乗るのでしたら便利でしょう。中部国際空港への名鉄線への乗り換えは当駅から。
 レインボーホールのある笠寺。
 今池の近い千種。
 大曽根駅はゆとりーとライン名鉄瀬戸線との乗換駅。ナゴヤドームも近いですね。行ったこと無いですけど。


 ■ 名古屋駅内で何度も遭難したことのある人

 ご存じの通り、JR名古屋駅から地下鉄駅までは構内をかなり歩かねばなりません。安価な名古屋地下鉄ですが、乗り換えで結構体力使いますw 腹の減っている夕方なんか特に。
 JRで快速に乗り換え、なるべく一回の地下鉄への乗り換えで済ませられるなら、市内JR駅へ足を伸ばすべきです。


 ■名古屋発 鳥羽観光に最適な快速みえ

 ですが、本来ならこの回数券が「名古屋市内」に範囲を広げている理由は、名古屋市在住の人々にJRを使って伊勢に来てもらうためでなのでしょう。人口も少なく、ケチな伊勢市民のこれ以上の乗車率UPは諦め、名古屋の人々にこそ三重県へ来てもらいたいのです。

  しかもこの切符は鳥羽駅にも行けます。伊勢のみならず、伊勢の名旅館・観光名所へ片道1400円でいける。本来、正規の値段で鳥羽に行くと、


 JR快速みえの場合  1時間48分 2380円
 回数券を使った場合          1400円


 近鉄特急の場合    1時間41分 2950円

 近鉄急行の場合    2時間41分 1670円

 (ちなみに宇治山田発の鳥羽行き急行は極度に本数が少なく、普通で行かざるを得ない)


 鳥羽には良質の温泉旅館もありますし、鳥羽水族館など、楽しめる場所が多いです。

では、名古屋の人々は、伊勢志摩観光に快速みえを使って来てくれているのでしょうか?そうした時間帯の鳥羽行き快速みえに乗り合わせたことが無く、また名古屋へ帰る快速みえにも乗ったことがない私には、その実情は分かりません。名古屋在住の皆さんには、ぜひ伊勢志摩に、快速みえで遊びに来ていただきたいと思うばかりです。

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

伊勢から最速で名古屋駅に行くには
 企画乗車券で、名古屋発の特急・新幹線に乗らねばならない時。それも時間指定の新幹線に乗らねばならない時は、伊勢市住民にとってJRのみを使用して名古屋に行くのはシビアな状況にあります。

 伊勢市 4:50
 多気   5:09
 津    5:41
 四日市 6:45
 名古屋 7:31

 朝五時前に出発しても、鈍行を利用して名古屋着は7時半。朝一の快速みえに乗ると・・・

 伊勢市 6:51
 名古屋 8:28

 となりますが、大抵のツアーは7時台のこだまに乗らねばならず、参加することすら危ういのです。


 もちろん、近鉄を使えば充分間に合いますが、他社の機関を使わないと参加できないというのは・・・・名古屋発でものぞみを使わせてもらえたらいいのですけど。

 伊勢市の始発は、実は近鉄よりもJRの方が早かったりします。

 JR 4:50  近鉄 5:11

 しかしそのメリットは全く生かされていません。

 停車駅は快速みえに準ずるもので良いですから、快速みえの車両をワンマン・1両でも構いません、名古屋駅 始発の新幹線に接続できる快速始発列車を作って欲しいものです。
 その快速に乗るためなら、各駅停車でなくとも、主要駅まで足を運ぶ需要は出来ると思います。朝早く名古屋に到着できる快速列車が出来れば、近鉄から乗客を奪うことも出来ると思います。近鉄特急並みの早さで、特急券無しで乗車できるのですし。

 せっかくJRツアーで魅力的な商品を発売しているのですから、それに乗車できないダイヤ設定はもったいない。早朝の新幹線の乗車率アップにも繋がると思うのですがどうでしょう。

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

名古屋発の快速みえ
 両親が50過ぎなので、JRの『50+』に加入してもらい、情報誌を取り寄せてもらっています。そろそろ親孝行でもせねばと、自分の鉄道好きもかなえて両親を旅行に連れて行ける、それも格安で、という狙いです。

 さて、先日届いた初詣企画で、日帰りの新春 伊勢神宮プランがありました。
 それによると、東京から7:36の のぞみ で名古屋 着が9:22。そこから 快速みえ(しかも普通車自由席) に乗って伊勢市に10:56とあるのですが・・・・

 確かに東京から日帰りで新幹線使って13800円というのは破格の値段です。しかし、名古屋 発の快速みえがどれだけ混んでいるか、企画を立てた人は知らないのでしょうか?
 4両編成で名古屋発の時でさえ、ホームに行くのが遅れれば着席は諦めなければなりません。まぁ自分は最初から「四日市まで我慢」と決め、ドア付近でしゃがんで本を読んでたりするのですが。

 企画切符ならせめて快速みえの指定席をつけてあげれば、と思います。人数も把握できるのだし。しかし、そうすると確実に指定席が超過して、増両を余儀なくされてしまいますし、それをあえて無視して最初から普通車自由席とした、のでしょう。

 近鉄特急と比べ、特急料金不要で到着時刻が数分しか変わらない、のであれば、誰だって快速みえに乗りたいのです。しかし名古屋発の場合、あまりに混んでいることが分かるから、敬遠されてしまう。
 どのみち、これだけリーズナブルな快速列車だと分かっていても、これだけの乗車率でしかないのなら、鉄道会社も増結の必要性を感じないのは理解できます。
 ネックなのは四日市以北の乗車率であり、そこは本数も強化して対応されています。弥富〜名古屋は平日7時台に5本も走っていますし、亀山や四日市までは十分な対応はなされているのです。

 伊勢市〜名古屋間に、直通の特急列車が走る日。それは、快速みえの指定席券が毎日完売する状況が始まらない限り、無理な気がします。これは別にエントリーを作って、もうちょっと考察したいですね。とりあえず、正月に快速みえの自由席で伊勢市までこなければならない人々には気の毒だな、と思うのみです。

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

富山フリーきっぷ
富山フリーきっぷhttp://jr-central.co.jp/services.nsf/otoku/otoku_fuifreekipで富山に行ってきました。

 このきっぷの最大の利点は、特急しらさぎとワイドビューひだを往路復路それぞれに割り当てることが出来ることと(つまり高山本線と北陸本線を体験できる)、原則として途中下車は出来ませんが、高山本線の高山駅 飛騨古川駅、下呂駅に限り、それが許されていることです。

 つまり、富山のフリー区間を楽しんだ後、高山や下呂という、私にとって好きな観光名所も回ることが出来る切符なのです。

 なぜ高山や下呂に途中下車出来るようにしたのでしょうか? ぶっちゃけ、富山のフリー区間がそれほど観光地として見るべきものが無いからではないでしょうか。

 ですが、失敗しちゃいました。高山本線全通記念、という事を忘れて、ほいほいと今年3月の時刻表を持って旅に出てしまったのです。
 もうお分かりですね。その時刻表ではまだ復旧作業で高山本線は全通しておらず、猪谷と高山の間だが無いものとされているのです。

 特急しらさぎの車内でそのことに気づいた私は、翌日の予定を立てられず(富山駅から始発のワイドビューひだが何時に出るかさえ分からない)、富山駅で時刻表をいただいて、夜のビジネスホテルで眠い目をこすって予定を立てたのでしたとさ。


 ※ ちなみに富山発の始発ワイドビューひだは8:08。そのため、7時の朝食バイキングを急いで食べ、富山駅に急ぎました。北陸本線の珍しい、伊勢では見ることが出来ない車両の写真を撮るために、です。トワイライトエキスプレスが電工表示板に輝いた時は、思わず声を上げてしまいました。

生まれて初めて目の当たりにしたトワイライトエキスプレス


 ■追記 富山フリーきっぷは発売期間は今年の12月24日まで、利用期間は12月26日までです。利用したい方はお急ぎください。


テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

紀伊長島を青空フリーパスで楽しめるかどうか
 紀伊長島には何度か行ったことがありますが、JRを利用して紀伊長島駅のみを利用する、という使い方はしていません。親戚が紀伊長島にいますので、車で行くことはあっても、JRを使って、ということはしてないですね。

 熊野古道・ツヅラト峠を歩いた時など、JR梅ヶ谷駅まで車でやってきて駐車場に停め、そこから紀伊長島駅まで歩いたことが2回あります。帰りはJRで梅ヶ谷駅まで戻るわけです。
 また、南紀方面に来るまでドライブした時など、帰りに古里温泉や、有久寺温泉などに立ち寄ったのも良い思い出です。


 さて、青空フリーパスの範囲内でもある紀伊長島。このフリー切符を使って、この港町に行く価値はあるのでしょうか?


 前回に書いたとおり、伊勢市駅から紀伊長島駅までは、1280円で行けてしまうのです。往復2560円ですから、正規の手段で行っても同じ値段なわけです。(ちなみに名松線 伊勢奥津駅にも、片道1280円で行けるのです)
 ですから、フリー切符のよい使い方といえば、熊野古道 ツヅラト峠を歩いたり、帰りに三瀬谷駅で降りて、駅のすぐそばにある『大台 道の駅』で買い物をしてみたり・・・滝原駅で降りて、滝原神宮にお参りしたり、前にある昆虫館で世界の昆虫を見てきたり。
 紀勢線から帰ってきて、もったいないから他により道を、と思っても、大抵時間が無くて帰路につく、ということになりそうです。本数少ないですし。

 自分が期待を抱いていた、「紀伊長島 港市に青空フリーパスで・・・」ですが、駅から港の会場まで、実はかなりの距離があり、歩くのは辛い物があります。
 また、先日車で港市には行ってみたのですが、当初に比べ、だんだん規模が縮小されており、その品数の少なさ、豊漁と聞いていたカツオも売っておらず、寂しい思いをしてしまいました。

 珍しいお土産物はあります。冷凍ウツボやカツオやカマスの塩辛。リッチな方はカラスミを買っていただければよいですが、そんな方はフリー切符であれこれ悩んだりしませんよね。

 冷凍ウツボは味付け無しで開いてある物です。それがパックに入っている。そのまま適当な大きさに切ったのを焼いて食べるわけですが、小骨が非常に多い物の、それなりに食べられる肉は多く、美味しく脂がのっており、酒の肴には最高です。
 ただし、これは非常に強壮作用が強く、私は食べ過ぎたのか、鼻血が出そうなほど上せてしまい、これに懲りて、あまり量を食べないように気をつけるようにしています。とても美味しいですので、興味のある方は是非ためしてください。値段も1000円で結構な大きさの物が手に入ります。
 また、この味を知ってしまうと、よく売られている「ウツボの唐揚げ」というビールのつまみが味気なくなります。それを買うならその予算を冷凍ウツボにつぎ込んだ方が得なのです。

 カツオの生節も紀伊長島産は美味しいのですが、これは地元伊勢でも売られており、珍しい物ではありません。これまた酒の肴には最適なので是非どうぞ。


 ええと、酒の話をしていたのでしたっけ? いや、紀伊長島の旅でしたね。
 紀伊長島には、TVで取り上げられたことのある魚の美味しい定食屋さんがいくつかあります。釣りをするので魚の味には厳しい私の父や自分も美味しいと認めたお店があり、ここはいつ行っても混んでいるので、申し訳ないですが、伏せさせていただきますね。駅からは近いです。

 泳げる場所や雰囲気の良い銭湯もありますが、紀伊長島駅に青空フリーパスで行く、というには、少し悩んでしまうところがあります。古里温泉や有久寺温泉は、徒歩ではとても行けませんし。コミュニティバスも無さそうです。

 紀伊長島、そして紀勢線沿線の人々にとってこそ、青空フリーパスはその恩恵があるのでしょう。青春18切符と違い、名古屋方面の帰りに遅くなっても、ワイドビュー南紀で帰ってこれる利便性。JR東海は本当によい切符を提供してくれたと思います。
青空フリーパスで下呂に行きましょう
 JR東海では、青空フリーパスという当日購入・使用OKのフリー切符があります。これはすでに特集ページでも触れていますが、今回は「伊勢市住民にとって最もお得度の高い利用方法」である、岐阜県・下呂駅への日帰り旅行をご紹介します。

 伊勢市駅発の場合、

伊勢市駅  〜 快速みえ 〜 名古屋 〜 ワイドビューひだ 〜 下呂
                            (普通席)

 運賃は5840円となります。往復で11680円ですね。
 ワイドビューひだの特急料金は1780円です。

 ところが、2500円の青空フリーパスですと、

ワイドビューひだ特急料金 1780円 往復で3560円 + 2500円 = 6060円

 なんと、正規の料金に比べて約半額で行けちゃうんです。しかも途中下車可能で。


■ 豪華なワイドビューひだの旅をお楽しみください。


 伊勢市駅発で、他のルートに比べると、下呂に行く旅行の方が、実は最もお得感があったりします。
 ワイドビューひだは、あまり芳しい評判を聞かないワイドビューしなのやワイドビュー伊那路に比べ、乗った時のシートの満足度が非常に高いのです。事実、ワイドビューひだに乗った後、特急しらさぎやサンダーバードに乗ると、そのしょぼさに驚きます。「特急でこれなのか」と。

 紀伊長島に行くルートでもワイドビュー南紀に乗れるのですが、実は伊勢市駅から紀伊長島まで、片道1280円で行けちゃうんですよね。あまりお得度がないルートなのです。

 下呂には、高山が蔵元の深山菊や山車などの美味しいお酒が手に入ります。温泉好きの人にも、酒好きの人にもたまらない日帰り旅行となるでしょう。

 また、ホテル水明館の、ランチバイキングと入浴がセットの商品(要予約)もありますし、行きも帰りもワイドビューひだならば、名古屋まで疲れた体をゆっくり休めることが出来ます。

 天下の名湯に運賃6000円で行って帰ってこれるとなれば、利用しない手はありません。時間があれば名古屋駅で途中下車して買い物も楽しんでください。

テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行